【④高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論】喀痰吸引が必要な3つの状態 vol.530

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「医療的ケア」の中から『高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論』について10回にわけて(呼吸のしくみから吸引についての理解、利用する家族の気持ち…など)書いていきます。今日は4回目です!!

痰が増加している状態とは?

Contents

1.喀痰吸引が必要な状態
 1⃣痰が増加している状態
 2⃣喉の反射や咳の力が弱く痰が排出しにくい状態
 3⃣痰がかたくて排出しにくい状態

1.喀痰吸引が必要な状態

「喀痰吸引」が必要な状態とは、以下のような3つの状態です。よく観察することが重要です。

❶痰が増加している状態

❷咳をするための喉の反射や咳の力が弱くなり、痰を排出しにくい状態

❸痰がかたくなり排出しにくい状態

次項から、それぞれの状態について説明します!

1⃣痰が増加している状態

痰が増加する原因は、主に口や鼻から呼吸器官に細菌などが入り込むことによって起こる「感染症」や、食物を誤って食道ではなく気管に送り込んでしまったときに起こる「誤嚥性肺炎」、身体が異物と判断してしまうような治療の器具等が口や鼻から入れっぱなしになっていること等が考えられます。

これらは、身体に侵入しようとしている細菌や異物を除去しようとする、自分の体を守るための働きで、痰を作り出し排出しようとしている反応です。

いつもより痰が増加していて、さらに自分の力で痰の排出が間に合わない場合や出来ない場合に、喀痰吸引が必要となります。

このほか、ケアによってはその後に痰が増加する場合があります。例えば、食後などは食事によって唾液の量が増えたり、少量の異物が喉に引っかかったりすることによって増えます。

清拭などでからだを動かした後は、からだの向きを変えることで、肺の奥底に溜まっていた痰が喉の方に上がってくることがあります。また、入浴後は湿度が上がる関係もあり、痰が増えることがあります。このようなケアをする場合は、その前後で痰を除去しておくことが必要になります。

2⃣喉の反射や咳の力が弱く痰が排出しにくい状態

咳には、人間のからだに細菌などの異物が入り込まないように排出する働きがあります。

咳は、自発的にお腹や胸の筋肉を使って出す場合と、無意識のうちに神経を通じて「反射」で出す場合があります。

しかし、咳を出すための反射を引き起こす神経の働きが低下したり、自発的に意識して咳を出そうと思っても、咳を出すための力が弱くなったりした場合には、痰を機械的に吸い上げる「喀痰吸引」が必要となります。

3⃣痰がかたくて排出しにくい状態

痰を排出するための咳の力があったとしても、痰が呼吸器官にへばりつくような粘り気の強いものであると、痰がかたくなり十分に出し切れないことになります。

痰の粘り気は、

  • 痰に含まれる細菌
  • 異物の種類
  • 水分の量

によって変わってきます。

からだの中の水分が不足していたり、乾燥した外気を吸ったりしている場合などにも痰が乾燥して粘り気が強くなりますので「喀痰吸引」が必要となります。

以上のそれぞれの状態に対する処置などは、医師・看護職によって行われますが、並行して「喀痰吸引」による除去をしていく必要があります。実際の喀痰吸引については、医師の指示の下で看護職等と相談して決めていきます。

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