【❶高齢者に多い歯・口腔疾患】高齢者が虫歯になりやすい理由 vol-422

こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今日は「発達と老化の理解」の中から『高齢者に多い歯・口腔疾患』について、今日と明日の2回に分けて書いていきます。

虫歯の原因と経過

Contents

1.虫歯
 1⃣概要
 2⃣原因
 (1)虫歯の原因と経過
 (2)高齢者が虫歯になりやすい理由
 (3)好発部位
 3⃣症状
 4⃣治療
 (1)予防
 (2)治療

1. 虫歯

今回は、歯・口腔疾患の中でも高齢者に多い「虫歯」についてまとめていきます。1989年から8020運動が実施され、65歳で25本、80歳になっても20本以上自分の歯を保つことで、医療費削減やQOLの向上、健康寿命が延びることが報告されています。

歯・口腔疾患がもとで食事がおいしく食べられなくなるだけでなく、合併症を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあるため、疾患の原因、特徴的な症状について知り、生活の影響を考えて支援することが大切です。

1⃣概要

虫歯の概要

厚生労働省が3年ごとに実施している「平成26年度患者調査」によると、虫歯の総患者数は約283万6000人になります。

2⃣原因

(1)虫歯の原因と経過

口の中には数多くの最近があり、その中に虫歯の原因菌が含まれています。その中の1つに「ミュータンス菌」があり、この菌は食物や飲料水に含まれる糖分を栄養にして増加します。

この時に菌の周囲にねばねばとしたグルカンという物質を放出し、歯に付着することで多くの細菌の集合体が形成されます。

その歯の表面に付着した白~黄土色の集合体が歯垢・デンタルプラークです。

歯垢は酸性で、歯の表面のエナメル質である骨よりも固い組織は、この酸によって溶け(脱灰)、この状態が長く続くことではに穴が開いて虫歯になります。

歯垢は細菌の塊で、この細菌は唾液中の食品を栄養源として口臭の原因にもなります。さらに歯垢が取り除かれない状態が続くと、唾液中のカルシウムが沈着し石灰化して歯石になります。そのため、

  • 正しく歯磨きが行えない人
  • 歯垢の除去が出来ていない人
  • 歯垢の栄養源になる糖分摂取が多い人
  • 唾液の分泌が低下している人

は、虫歯になりやすくなります。

(2)高齢者が虫歯になりやすい理由

虫歯になる細菌は口の中にいる細菌ですが、加齢とともに虫歯になる人が増えるのは、唾液の分泌量が減少し、歯肉が退縮して歯根が露出するため、歯根部が虫歯になりやすくなるためです。

さらに、部分義歯を入れている場合は、義歯の留め金部に歯垢が溜まりやすく、金属などで虫歯の治療をしている場合も、金属と歯の境目に歯垢ができやすく虫歯になりやすくなります。

定期的にに毎食後と睡眠前に口腔ケアを行わないと、口の中で糖分と細菌が一緒になり、口腔内の虫歯が悪化していきます。さらに、口を開けて眠る人は睡眠中に口腔内が乾燥することにより虫歯になりやすくなります。

(3)好発部位

好発部位は、歯垢が付着しやすく除去することが困難な場所になります。

  • 歯頚部:歯の根元で歯肉に近い部位
  • 歯の隣接面:歯と歯の間
  • 咬合面:奥歯の溝、上野派と下の歯のかみ合わせ面・溝

3⃣症状

虫歯になっても初期の場合は、痛みなどの症状はなく、進行すると痛みが出現し、歯の内部の神経にまで影響が及ぶと強い痛みが生じます。強い痛みが出現しても放置すると、全身に細菌が回ってしまう場合もあります。

具体的には、歯に穴が開いた状態で放置していると虫歯は進行し、象牙質も壊れます。

この段階まで進行しても痛みがない場合があり、放置することによって歯髄まで細菌が侵入し強い痛みが出現します。

そして、神経が死んでしまい、更に神経が繁殖し歯の根っこ部分にあたる顎の骨の中に細菌巣をつくり、炎症が悪化すると顔全体が腫れ発熱します。

4⃣治療

(1)予防

虫歯の原因になる細菌は、通常人の口の中にいる細菌ですが「口の中で増やさない事」「酸をつくりにくい生活環境にする」ことで、虫歯は予防できます。

虫歯の予防には、口腔ケアを定期的に行い、口腔内細菌を減らし唾液の分泌を促すことが大切です。

唾液は、消化酵素であると同時に、虫歯を予防するのに必要です。唾液分泌を促すために、食膳に口腔体操や水分摂取を心掛けることも大切です。

◉唾液の力:唾液分泌は、舌下腺、顎下腺、耳下腺が担っています。咀嚼することによって唾液の分泌が促進されます。

  • でんぷんを麦芽糖に変え、消化を促す
  • 味物質を溶かして舌に味覚を伝える
  • 口内を清潔にする
  • 発音や会話を助ける
  • 虫歯の再石灰化を促す
  • 抗酸化物質が口の中の菌に抵抗し傷の直りを促す
  • 義歯を粘膜に吸着させる安定剤の役目
  • 粘膜保護作用
(2)治療

虫歯で歯に穴が開く前の初期症状の段階であれば、歯を削らずに治療することができます。しかし、虫歯ではに穴が開いてしまった場合は、歯を削って治療する必要があります。

このことから、初期の段階で治療を行うか、定期的に歯垢の除去など歯科医に歯のチェックをしてもらうことが大切です。

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