発達と老化の理解

【老化と加齢の違い】老化とは?生理的老化の特徴 vol.83

2020-09-04

こんにちは 介護ラボ・kanalogのカナです。

前回に引き続き今回は・・・

フレイルとロコモティブシンドロームについて

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老化とは

1⃣老化という用語

老化とは

老化とは、成熟期以降に生じる、年齢を重ねること(加齢)に伴う身体・生理機能の変化を指す用語として用いられています。
人に共通してみられる身体・生理機能の老化を、
◉「生理的老化」
◉「一時老化」
◉「正常老化」
と言います。
※単に「老化」と言われることもあります。

病的老化・二次老化

これに対し、加齢に伴って生じるものではあっても、必ずしも誰にでも生じるものではない、病的な状態を引き起こす変化を、
◉「病的老化」
◉「二次老化」
と言います。

三次老化

死の直前に生じる、特有の心身機能の急激な低下を、
◉「三次老化」
と言うこともあります。

2⃣老化パターン(フレイル・ロコモティブシンドローム)

一次老化では、心身の機能について処理スピードが低下して、若い時よりも行動や認知的な処理に時間が掛かるようになりますよう。

そして、筋肉量や骨量などの量が減少していきます。

これは病的なものではなく、多くの人に普遍的に見られる現象です。

しかしこれがさらに進み、フレイルやロコモティブシンドロームにいたると、病気を引き起こすようになり、二次老化に進んでしまいます。

こうなると、今度は病気によって心身機能の低下が進むことになります。

やがてこの状況が悪化していくと、ある時に急速に心身機能が段階的に低下して、致命的な生命の終末を迎えることになります。

フレイルとは?
高齢者が、「筋力」や「活力」が低下した段階のこと。
フレイルの段階は、しかるべき介入によって再び健全な状態に戻るという可能性が含まれています。
フレイルに陥った高齢者を早期に発見し、適切な介入を行うことで、生活機能の維持・向上を図ることが期待されています。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは?
2007年(平成19)に日本整形外科学会が提唱しました。
運動器の障害により移動機能の低下をきたした状態のこと。
運動器は骨や関節、筋肉、神経で構成され、それぞれが連携して身体を自由に動かすことが出来ます。しかし高齢者は、複数の運動器の障害が影響し合い、「立つ」「歩く」「走る」「座る」など、日常生活に必要な移動機能が徐々に低下し、要介護状態を引き起こす危険性が高いといえます。
ロコモティブシンドロームの原因には「骨粗鬆症」「変形性関節症」「脊柱管狭窄症」などの運動器の疾患と、「筋力低下」「持久力低下」「バランス能力低下」など加齢などによる運動器機能不全があります。

3⃣老化の特徴

老化のスピードには個人差はあるものの、その変化は環境によって引き起こされるものではなく、そもそも生物学的にプログラムされた現象であ、不可逆的で、生物にとっては有害な現象です。

生理的老化の特徴
◉内在性
老化現象は、環境因子によって引き起こされるものではなく、遺伝子的にプログラムされて必然的に生じる現象であること

◉普遍性
生命体にすべて生じる現象であること

◉進行性
1度生じた変化は元に戻ることはないこと

◉有害性
その個体の機能低下を引き起こして、その個体の生命活動にとって有害である

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4⃣老化と加齢違い

「老化」は、ネガティブな意味で用いられることが多く、「加齢」は、単に年齢が上がる現象をさす中立的で価値を含まない用語として用いられたり、歳を重ねたことによるポジティブな変化を含んだ用語としても用いられたりします。
加齢は老化とは対照的に、むしろ可塑性を持ち、必ずしも喪失を意味しない、心理社会的な年齢変化を示す用語です。

老化から加齢への見方の変化は、人の発達を単なる「発達」ではなく、「生涯発達」ととらえる近年の変化とも共通しています。

介護福祉職は、老化を知ると同時に、その老化を社会や個人がどのようにとらえているのかについても知ることが必要です。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
2020年6月に「介護ラボ」を開設しました。
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、介護の基礎から高齢者心理、ADL、ボディメカニクスなど、介護・福祉に関する情報を幅広く発信し、これまでに820記事以上を執筆しています。
介護福祉士・福祉住環境コーディネーター2級を取得し、回復期リハビリテーション病院で約2年間勤務しました。学んだ知識と現場での経験をもとに、「なぜそうするのか」という根拠や考え方も大切にしています。
現在は介護ラボのほか、介護ラボ・辞書の運営や外部メディアへの協力など、活動の幅を広げています。

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