発達と老化の理解

【高齢者に多い通風(高尿酸血症)】メタボリックシンドロームとは?? vol.241

2021-02-09

こんにちは💛 介護ラボ・カナログのkanaです。今日は「高齢者に多い疾患・症状と生活上の留意点」の中から『内分泌・代謝系』について、3つの疾患を3回に分けて書いていきます。

プリン体含有量(食品)について

Contents

1.高尿酸血症とは?
 1⃣概要(メタボリックシンドロームとは?)
 2⃣通風(高尿酸血症)の原因
 3⃣通風(高尿酸血症)の症状
 4⃣プリン体含有量(食品)
 5⃣通風(高尿酸血症)の治療方法

1.通風(高尿酸血症)とは?

これから内分泌・代謝系の中でも高齢者に多い疾患として「糖尿病」「脂質異常症」「通風」の3つについてまとめていきます。今日はその中から「通風(高尿酸血症)」について・・・

1⃣概要

日本生活習慣予防協会によると、

  • 30~40歳代男性の3割が高尿酸血症
  • 通風の37%がメタボリックシンドローム
  • 尿酸値が9%台だと、6%未満に比べて5年間の通風発作発症率は40倍
  • 尿酸値が10%以上だと、6%未満に比べて5年間の通風発作発症率は60倍

になると報告されています。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは?
内臓脂肪が過剰に蓄積されていることに加え、「血圧上昇」「空腹時の高血糖」「脂質の異常値」などがみられる状態のこと。厳密には病気ではありませんが、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化のリスクを高めることが分かっています。上記のように通風との関係性も深いので、次項でまとめている食事療法でバランスの取れた食事を摂り、適度な運動をするなど、生活を見直すことが大切です。

2⃣通風(高尿酸血症)の原因

通風(高尿酸血症)の原因

尿酸の産生と排泄のバランスが崩れることによって起こる病気です。身体の中では毎日ほぼ一定量の尿酸がつくられ、ほぼ同量が主に腎臓から尿中へ排泄されています。しかし尿酸が多くなり、排泄されにくくなったりして、この酸性と排泄のバランスが崩れると、体内の尿酸の量が増えすぎて「高尿酸血症」になります。

尿酸値を上昇される要因には、

  • 遺伝的要因
  • 環境的要因:食生活や飲酒
  • ストレスや激しい運動
  • 腎機能低下
  • 薬剤の影響
  • 肥満

などがあります。特に食事内容やアルコール摂取は尿酸値に影響を与えます。

3⃣通風(高尿酸血症)の症状

通風(高尿酸血症)の症状

高尿酸血症は何らかの原因によって血液中の尿酸が異常に多い物で、このような状態が続くと、尿酸が関節などに沈着して腫れ上がり、通風発作が激痛と共に出現します。痛風発作は身体の防御機構が尿酸塩結晶を異物と認識して排除しようとするために起こります。

かつては贅沢病と言われていましたが、生活習慣が深くかかわる「生活習慣病」の1つで、

  • 肉食
  • 大酒飲み
  • 肥満

の人に多く見られ、

  • 脂質異常症
  • 糖代謝障害

を合併している場合が多いです。

4⃣プリン体含有量(食品)

プリン体含有量

【プリン体含有量がとても多い食品(100㎎以上)
・まあじ干物
・大正エビ
・レバー
・干ししいたけ
・煮干し
・かつお節
・大豆

【プリン体含有量が多い食品(60㎎~)
・かつお
・まぐろ
・さけ
・たらこ
・ひらめ
・ズワイガニ
・鶏ささみ
・納豆

【プリン体含有量が少ない食品(20㎎~)
・ちくわ
・ほうれん草
・えのきだけ
・ベーコン
・牛タン
・カリフラワー

【プリン体含有量がとても少ない食品(20㎎未満
・卵
・バター
・牛乳
・チーズ
・人参
・トマト
・きゅうり
・かまぼこ

5⃣通風(高尿酸血症)の治療方法

通風(高尿酸血症)の治療方法

高尿酸血症の「食事療法」では、
●細胞由来の尿酸を増やさない
●食事由来のプリン体を増やさない
●尿酸を上手に排泄させる
ことを目的に実施します。アルコールの量や飲む回数を減らし、バランスの取れた食事と適度な運動をしているか生活を見直します。

肥満は、体内でのプリン体の合成を促進し、食べすぎによりプリン体の摂取増に繋がります。また、インスリン抵抗性を介した尿酸の排泄低下を招きます。尿酸の原料となるプリン体の摂取制限では、プリン体の多い食品に気を付けます。

アルコールは、アルコール自体にプリン体を多く含んでいなくても、細胞由来の尿酸の産生量が多くなるのと同時に尿酸の排泄を抑制します。飲酒と一緒に動物性食品の摂取が多くなると、プリン体の摂取量が増えます。更に食欲を増進して肥満へと繋がるため、適正量の飲酒に留めることが必要です。

食事制限が厳しいと継続できないため、現在の食生活の問題点を把握してストレスなく習慣づけることが大事です。痛風発作は尿酸値4.6㎎/㎗の範囲でコントロールした時が最も起きにくいことが明らかになっており、6㎎/㎗以下にコントロールするのが望ましいと考えられています

通風の好発部位は、

  • 足の親指付け根
  • かかと
  • アキレス腱
  • 手首
  • ひじ

となっています。

通風の治療

通風の治療は、第1に「関節炎」の治療を行い、その後通風の根本的な原因である高尿酸血症の治療をするため、尿酸降下薬が処方されます。合併症がある場合は、その治療も合わせて行い、「虚血性心疾患」や「脳血管障害」など、生命を脅かす重篤な疾病が発症しないようにすることが必要です。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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