【呼吸器系の感染と予防】喀痰吸引による6つの感染予防について vol.537

こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今日は「医療的ケア」の中から『呼吸器系の感染と予防』について書いていきます。

喀痰吸引に伴る呼吸器系の感染を引き起こす原因

Contents

1.呼吸器系の感染と予防
 1⃣呼吸器系の感染が起きた可能性を示す状態
 2⃣呼吸器系の感染予防
  ◉吸引による6つの感染予防
 3⃣喀痰吸引に伴る呼吸器系の感染を引き起こす原因
2.まとめ

1.呼吸器系の感染と予防

人間のからだには、細菌やウイルスなどが侵入してきた時に、それらを追い出そうとして攻撃する働きがあります。その際、からだの各部で炎症が起きて体温が上昇します。

細菌やウイルスが口や鼻から侵入して、呼吸器官で感染が起こることがあります。

1⃣呼吸器系の感染が起きた可能性を示す状態

呼吸器で感染が起こった可能性がる場合には、口・鼻・喉・気管・肺などの内側の組織(粘膜)が炎症により赤っぽく変化したり、腫れてたり、分泌物が増えたりします。

このような変化により、利用者には、

  • 体温が上昇したり
  • 喉などに痛みを感じたり
  • 痰が増えてきたり
  • その痰を排出しようとして咳が出てくる

などの症状が現れます。

このような症状に気付いたら、呼吸器系の感染が起きた可能性があります。

感染そのものに対する治療・処置を要しますので、医師や看護職に連絡します。

痰の変化としては、量が増えるだけでなく、色が黄色や緑色っぽく変化することがあります。これらの症状は、細菌やウイルスの種類や量によって程度が異なります。

呼吸器の感染症には、例えば肺炎や気管支炎などがあります。

もともと呼吸器の病気のない人でも、食べ物の飲み込みが悪くてむせやすい人は、本来、気管に入らないはずの食べ物が気管に入り誤嚥し、その食べ物から細菌による炎症である誤嚥性肺炎を起こすこともあります。

2⃣呼吸器系の感染予防

吸引を必要とする人が呼吸器系の感染を起こす原因として、呼吸器系の病気によって呼吸器が弱まって感染しやすい状態にあることや、吸引操作に伴って細菌やウイルスが侵入しやすいことが考えられます。

◉吸引による6つの感染予防

吸引に伴う感染予防をするために、留意する点は次の6つになります。

❶吸引器材は、吸引実施後には毎回必ず洗浄・消毒をして清潔に保管しておく

❷吸引の器具は、生活動作などで汚染されない安定した清潔な場所に設置する

❸居室の空気を清潔かつ適切な温度・湿度に保つために換気や調整する(吸引器具にほこりなどが入らないようにする)

❹吸引前後に手洗いまたはすり込み式のアルコール製剤による手指消毒をする(吸引実施前に、おむつ交換などの他のケアを行いその後で吸引をする場合もあるため、十分清潔を保つ)

❺吸引チューブの挿入部分に触れないように操作する

❻口や鼻からの細菌・ウイルスの侵入を防ぐために利用者の口腔内を清潔に保つ

吸引を実施する介護福祉職自身が風邪を引いているにもかかわらず、マスクを着用しない、吸引チューブを不潔に扱うなどといった感染を引き起こす原因となるような行為は避けなければなりません。

また、気管カニューレ内部の吸引を必要とする利用者の場合には、口腔内。鼻腔内吸引の後に、同じ吸引チューブで気管カニューレ内部の吸引を行ってはなりません。

下気道は原則、病原性の微生物はいないことを理解し、口腔内、鼻腔内の菌を入れお婿との内容、用途と別に吸引チューブを使用したうえで、挿入のお長さを厳守するとともに、正しい吸引主義で感染を防止しましょう。

下気道
鼻腔から肺胞に至る呼吸器の通路を気道といい、喉頭を境として、これより下部を下気道という。

3⃣喀痰吸引に伴る呼吸器系の感染を引き起こす原因

2.まとめ

このほかにも、例えば居宅などで経済的な理由から、吸引器具の消毒剤を使用しないで欲しいといわれる場合があるかもしれません。このような時には、別の清潔な保管方法を検討したり、吸引器具を清潔に保たなければ感染の危険性があることを家族に十分説明して理解してもらう必要があります。

このように、喀痰吸引に伴う感染は、喀痰吸引を実施する人の確実な主義と心掛けで予防することが可能です。

喀痰吸引

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