【高齢者に多い高血圧症とは?】動脈硬化の3つのタイプについて vol.227

こんにちは💛 介護ラボ・カナログのkanaです。今日は「高齢者に多い疾患・症状と生活上の留意点」の中から『循環器系』について、5つの疾患を5回に分けて書いていきます。

高齢者に多い高血圧の留意点

Contents

1.高血圧症とは?
 1⃣概要
 2⃣動脈硬化の3タイプ 
 3⃣高血圧症の原因
 4⃣高血圧症の治療
 5⃣測定法における高血圧基準とは?
 6⃣生活上の留意点

1.高血圧症とは?

これから循環器の中でも高齢者に多い疾患として「高血圧」「虚血性心疾患」「不整脈」「心不全」「閉塞性動脈硬化症」についてまとめていきます。今日はその中から「高血圧」について書いていきます。

1⃣概要

血圧とは、心臓から拍出される血液が動脈壁に及ぼす圧力のことです。血圧を決める因子のうち、心拍出量と末梢血管の抵抗が最も大きなものです。末梢血管の抵抗を極度に高める危険な状態が動脈硬化です。動脈硬化が進むほど血液が流れにくくなるので血圧が高くなり、高血圧が続くと細動脈硬化も進むという悪循環に陥ります。

血圧は1日のうちでも常に変動していますが、慢性的に血圧が基準値よりも高くなった状態が高血圧症です。

病院や健診施設などで測定した血圧値が、収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上又は、拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上(140/90)、自宅で測定する家庭血圧では、収縮期血圧(最高血圧)が135mmHg以上又は、拡張期血圧(最低血圧)が85mmHg以上(140/90)が、高血圧とされます。

2⃣動脈硬化の3タイプ 

動脈硬化とは?

動脈硬化とは、本来しなやかな弾性がある動脈壁が、強い圧力を受け続けることによって傷つき、硬いゴムホースのようになってしまう状態のことで、下記の3つのタイプがあります。

  • 細動脈硬化:脳や腎臓、目などの細い動脈に起こり、血液壁が厚くなり内腔が狭くなる
  • 中膜石灰化硬化:加齢などが原因で血液壁の中膜にカルシウムが溜まって石灰化し血管が硬くなる
  • 粥状動脈硬化アテローム性動脈硬化ともいう):血液中のコレステロール等の脂質が内壁に溜まる。冠動脈疾患である狭心症や心筋梗塞や脳梗塞、脳出血、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症等を引き起こす

3⃣高血圧症の原因

高血圧症の原因とは?

高血圧は「二次性高血圧」と「本態性高血圧」2つのタイプに分類されます。
二次性高血圧:特定の病気がある場合(腎臓などの)
本態性高血圧:原因となる病気が特定できないタイプ
日本の高血圧患者の90%弱が本態性高血圧にあたります。今回はこの「本態性高血圧」についてまとめていきます。

本態性高血圧は、「遺伝的素因」と「生活習慣」が絡んで発症します。高血圧のリスクが高まる生活習慣として、

  • 塩分やアルコールの過剰摂取
  • 過食と肥満
  • カルシウムやカリウムの摂取不足
  • 喫煙
  • 運動不足
  • ストレス

などがあります。

動脈硬化

他の『動脈硬化』記事はこちらから・・・
【高齢者に多い脂質異常症】脂質異常症の4つの治療方法 vol.240

4⃣高血圧症の治療

高血圧症の治療

治療の基本は、食事や運動等の生活習慣を改善することです。状態に応じて降圧剤による薬物療法が行われます。

高血圧の程度、臓器障害と危険因子の有無によって、

  • 「低リスク」
  • 「中等リスク」
  • 「高リスク」

に層別化され治療方針が決められます。

日本高血圧学会では、注意すべき臓器障害として、「脳」「心臓」「腎臓」「血管」などの障害をあげており、心血管病の危険因子として、

  • 高血圧の他に65歳以上の高齢
  • 喫煙
  • 脂質異常症
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 家族歴

などをあげています。

5⃣測定法における高血圧基準とは?

●異なる測定法における高血圧基準(単位mmHg)●収縮期血圧=最高血圧、拡張期血圧=最低血圧

診察室血圧
収縮期血圧 140 以上、拡張期血圧 90以下

家庭内血圧
収縮期血圧 135以上、拡張期血圧 85以下

自由行動下血圧
24時間
収縮期血圧 130以上、拡張期血圧 80以下
昼間
収縮期血圧 135以上、拡張期血圧 85以下
夜間
収縮期血圧 120以上、拡張期血圧 70以下

6⃣生活上の留意点

医師の指導に基づく生活習慣の改善をきちんと行うことが大切です。また薬物療法を受けている場合、降圧薬は個人の症状・状態の応じて処方され、指示通り服薬することで血圧が正常値内になるようコントロールされています。服薬を勝手に中止したり、量を調整するとコントロールが効かずに重大な合併症のリスクが高まります。

合併症として
・脳合併症(脳卒中)
・心合併症(心不全、左心室肥大)
・腎臓合併症(腎不全、腎硬化症)
・眼合併症(眼底出血、乳頭浮腫)
飲み忘れや過剰摂取がないように注意することが必要です。

※降圧剤はグレープフルーツジュースと同時に飲むと薬の効果が過剰となり「低血圧」を引き起こす危険があるので注意が必要です。

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