【災害時の生活支援】支援体制が整ってきた後の支援・8つの方法 vol.58

こんにちは

介護ラボ・kanalogのカナです(^▽^)/ 今日は・・・

支援体制が整ってきた後の支援8つについて

Contents

1.支援体制が整ってきた後の支援
(1)居住環境の支援
(2)移動の支援
(3)家事の支援
(4)身支度の支援
(5)食事の支援
(6)入浴・生活保持の支援
(7)排泄の支援
(8)睡眠の支援

1.支援体制が整ってきた後の支援

災害から3日ほど経つと、支援体制が整ってきて、必要な物資が届き出します。その段階になると、災害直後とはまた違う支援が必要となってきます。

(1)居住環境の支援

プライバシーの確保は大事ですが・・・特別な配慮が必要な人たちが引きこもり状態になり、心身の変化に気づきにくくなる恐れもあります。支援が必要な人がいたらスムーズに福祉避難所へつなぐためにも、特別な配慮が必要な人たちがいるのではないかという意識を持つことが大切です。

決して強制的に外へ引っ張り出す等はせず、自然にコミュニケーションを取り、健康状態と生活面の観察をしながらその必要性を発見していくアセスメントの応力が求められます。

自分から外へ出て、引きこもりが回避できるような支援が必要です。

避難所では「こんなときだから・・・」と楽しむことを遠慮してしまう雰囲気になりがちです。一般避難所は体育館が使用されることが多く、スポーツ用具が使用できるケースがあります。もしデットスペースが使用できるなら卓球などのスポーツが出来る環境を設定することも1つの手段です。
デットスペースは死角となりやすく、性的なトラブルの温床になる可能性もあるので、その予防対策にもなります。

(2)移動の支援

移動の支援

移動に時間が掛かる人には、スムーズに安全に移動できるように環境を整えることが大切です。動きやすい環境にするためにも、歩行スペースを確保し、布団や掛布団、毛布は、朝起きたら片付けるよう促します。夜間は足元が暗くなるので、つまずきやすい場所や段差がある場所を確認し、日中のうちに整えておきます。
トイレ付近で懐中電灯などを持って歩行介護をするのも1つの方法です。

外へ出る機会を作るたえにも、パブリックスペース(公共の空間)を設置したり、椅子を設置するのも良いでしょう。

広いスペースにテレビを置いて、椅子を置くだけでも人が出てきてくれます。

「外に出よう」

「ここで過ごそう」

と思ってもらえるような場所を作ることが求められます。

床から1人で立ち上がれない人の場合、すぐに手伝うのではなく、どうすれば安全・安楽に立ち上がることが出来るかを考えます
そばに安定した台や椅子を置くことで、人の手を借りずに自分で立ち上がることが出来ます。

(3)家事の支援

避難所では、配食エリアが不潔になりがちです。

汁物が乾いたことによる異臭や感染のリスクがあるほか、床の汚染は転倒のリスクに繋がります。積極的に掃除をし、被災者の人々が自然と自発的に行うようになるよな、巻き込む関わりをすることが大切です。

家事の支援

配食の準備や実施、片付けなども安易に「みんなのため」とやってしまうのは役割の損失に繋がります。支援する側がするのではなく、被災者の人々が継続して行いやすいような環境設定を工夫します。

震災後は水が貴重になります。

食器が洗えないこともあるので、ラップを被せて使用すれば、汚れたラップを捨てるだけでよいので水の節約にも繋がります。

(4)身支度の支援

阪神淡路大震災の震災関連死のうち、4分の1近くが肺炎と報告されています。現在の日本における3大死因にもなっていますが、災害時における口腔ケアは命を守るケアともいえます。

災害時は水や物品が十分にないため、口腔ケアも工夫が必要です。

身支度の支援

歯ブラシがない場合は、濡らしたハンカチやウエットティッシュ(ノンアルコール)を指に巻き付け、歯や歯茎、義歯の汚れを取ります。ガムも有効の手段の1つです。
噛むことで唾液の分泌が促され、その唾液が口腔内の汚れを洗い流してくれ、気分転換や空腹を紛らわす効果も期待できます。

義歯の管理については、乾燥に弱いプラスチック製のものもあるので、水に保管できない状況であれば、汚れを取った状態で装着しておくほうが良い場合もあります。

水回りは汚れやすいので、衛生管理が必要になります。普段から綺麗に使ってもらえるよう、洗面所で使うコップやタオル等の物品、ゴミ箱を置くスペースを確保することが大切です。

(5)食事の支援

食事の支援

食欲がない人や水分を上手くとれていない人は、注意して観察します。コップでうまく飲めない人や、1度に多くの水分を飲めない人には、ペットボトルストローキャップを準備し、少しずつ飲めるような工夫をし、医療職との連携も忘れずに行う必要があります。

嚥下障害がある人には、レトルト保存食のペースト食が有効で、普段から備蓄しておく必要があります。

備蓄がない場合は、トロミ剤、片栗粉、代替えとして小麦粉やコンスターチも使えますが、その場合トロミが弱いので調節が必要です。食事に配慮が必要な人の場合は、普段から非常時に備えて備蓄をしておくことが重要です。

(6)入浴・生活保持の支援

入浴・生活保持の支援

災害時は水不足の状況が続くため、湯船に入ることは難しくなります。汗拭きシートやウエットティッシュ、用意できるようであればホットタオルで身体を拭くだけの清拭になります。

ウエットティッシュは洗髪にも使えます。

頭皮をウエットティッシュで拭くだけでも洗髪効果があります。

(7)排泄の支援

排泄の支援

排泄に関しては、とくに環境の整備が重要です。機能性尿失禁のある人にも配慮し、分かり易い表示にすることも必要です。
歩けないからと避難所にポータブルトイレを置く場合には、置き場所をしっかり考えてからにします。生活スペースに置くのは、プライバシーが保たれないばかりか、匂いや音が周囲の人にも影響を与えます。

機能性尿失禁⇒排泄機能に問題はないものの、認知症のためにトイレがどこか分からない、歩行障害などによりトイレに間に合わない等のいる理由で、排尿動作が適切に行われず漏れてしまうこと。

(8)睡眠の支援

睡眠に関しては、震災直後から支援内容が大きく変わるとは考えにくいでしょう。

睡眠環境をよりよくするにはどうすればよいかを考え、被災者の状況に応じて問題点を解決してくことが求められます。

実際の活動に関しては、準備出来ない場所や物も沢山あります。そんなときこそ、被災者の人たちを一緒に相談し、解決に導いていくプロセスをより多く持つようにすることが大切です。

専門職やボランティア団体だけで会議や情報共有するのではなく、それぞれの避難所で被災者の人と一緒にミーティングするもの良い例です。避難所ごとに問題点は違うので、実際に生活している人の声を聞いてこそ真のニーズが見えてきます。自分たちのことは自分たちが考える、自発的動機にも繋がり生活意欲にも繋がる1つの方法です。

災害ボランティアは、各自治体や保健福祉団体、他のボランティア団体、そしてそこで生活する人たちと相談しながら、自己決定を導くようなインフォームド・コオペーションのもとに活動を行う必要があるということを忘れてはいけません

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