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ライチャードによる高齢者の人格分類

ライチャードによる高齢者の人格分類とは

読み方:ライチャードによるこうれいしゃのじんかくぶんるい

人は様々な適応を繰り返して生きていきますが、その方法は個人の人格を形成していきます。

ライチャード(Reichard,S.)は高齢者を5つのタイプに分類しましたが(下記に表あり)、1人ひとりの利用者は多様な自分史を持ち、それぞれが違う人格を持っています。

介護現場においては、この分類を使って人格を決めつけるのではなく、不適切な適応といった利用者が抱える課題を認識し、よりよい援助を行うために活用するよう心掛けることが大切です。

ライチャードによる高齢者の人格分類
適応的なグループ
円熟型
●未来志向型、積極的な社会参加
●年を取った自己をありのままに受容、人生に建設的な態度、積極的な社会活動などを維持し、それらに満足を見出だす(定年退職後も建設的に暮らそうと努力する)
❷依存型:ロッキングチェアー型
●他人に依存し受け身的、定年退職を歓迎
●受動的で消極的、責任から解放されて労われることを好み、それらに満足を見いだす(責任から解放されて楽に暮らそうとする)
❸防衛型
老化に対する不安と拒否があり、その反動として積極的な活動を維持し続けることによって防衛できると眼が得る(仕事への責任感が強い)

不適応型グループ
自責型(内罰型)
過去を悔やみ、人生の人生を失敗とみなし、自分に原因があると考え自分を責める(死を恐れない)
他罰的憤慨型(外罰型)
自責型と反対に、自分の不幸を他人のせ

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kana

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介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在はリライトしてます)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。
https://kanalog-kaigo.com/で介護についてのあれこれをブログに書いています!
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「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
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