認知症のリスクを高める要因
読み方:にんちしょうのりすくをたかめるよういん
認知症のリスクを高める要因は、
・メタボリックシンドローム:内臓脂肪が蓄積した状態。中年期の肥満がリスクを高める一方で、高齢期ではむしろ痩せがリスクを高めると報告されています。
・フレイル:低栄養状態
・咀嚼機能の低下:歯が無くなると咀嚼機能が低下するので、義歯を入れるなどしっかり噛めるようにする
・視力が低下した状態:白内障など
・難聴:コミュニケーションが難しくなる
・心理的要因:「認知症になるのが不安」など、心配性の人は認知症のリスクが高まります。不安な状態や心理的ストレスにより副腎皮質ホルモンが分泌されますが、このホルモンは動物実験で海馬の神経細胞にダメージを与えることが示されています。不安な状態が、認知症の進行を加速させます。
など、さまざまです。
このように、白内障の手術や適切なメガネ、補聴器などが有効です。また、高齢者で孤独感が強いほどアルツハイマー型認知症の脳病変が強いという報告があるので、コミュニケーションが認知症予防に有効になります。