通所介護(デイサービス)
読み方:つうしょかいご(でいさーびす)
通所介護は一般的にデイサービスと呼ばれています。介護保険法に規定されている、在宅介護をしていくうえで必要とされるサービスの1つです。
高齢になると、家に閉じこもるようになり、気づかないうちに運動機能も衰え、全身機能の低下による廃用症候群などを引き起こし、社会的にも孤立することがあるため、心身共に衰弱していくことに繋がります。
通所介護はそのような利用者が可能な限り持っている能力に応じて、自立した在宅での日常生活が出来るよう必要な介護を日帰りで行うサービスです。
また利用者だけではなく、在宅で生活を支えている家族の介護負担軽減を図る役割も担っています。
高齢者の通所介護は、1979年(昭和54)に在宅で寝たきり等の人を対象とした通所サービスが始まりとされています。
2000年(平成12)に介護保険制度が開始されてからは、居宅サービスの1つとして位置付けられました。2006年(平成18)の介護保険法改正では、介護予防重視の視点から介護予防通所介護が創設されました。
事業所の規模は、10人以下の小規模なものから、100人を超える大規模なものまで様々な事業所があります。サービス提供時間も3時間以上では1時間ごとに細かく区切られており、その人に合ったサービスを必要な時間だけ選んで受けることが可能です。
2016年(平成28)からは、定員18人以下の小規模な通所介護は、地域密着型サービスに移行し、「地域密着型通所介護」となりました。
主なサービス内容は、
・自宅からの送迎
・入浴
・食事
・日常生活上の訓練
・レクリエーション
などが受けられます。