褥瘡とは
読み方:じょくそう
「褥瘡」とは、圧迫やずれの力の継続による循環障害により皮膚が壊死(細胞や組織の一部が死んだ状態)した状態をいいます。
褥瘡は、骨が突出した部分、例えば座位では坐骨や尾骨、臥位では仙骨や肩甲骨、踵骨のあたりに生じがちです。
高齢者では、脊柱の変形や関節の拘縮があったり、痩せている場合が多いため、脊柱などの骨の突出部に圧力が集中したり、座位姿勢のずれにより皮膚にずれる力が働いたりするなどして、褥瘡を生じる恐れがあります。
坐骨や尾骨、仙骨などに褥瘡が生じると、座位時間が制限されたり、臥位でも姿勢が限定されるなど、褥瘡が原因で廃用症候群になる場合があります。
褥瘡を予防するためには・・・
臥位では体位変換や褥瘡予防マット(エアマット等)による除圧を行い。車椅子上などの座位では、除圧動作(身体を傾けた片側の臀部の圧力を低下させたり、両手でアームレスト(手すり部分)を押し上げるプッシュアップ動作など)を一定時間ごとに行います。
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