こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今日は「発達と老化の理解」の中から『高齢者に多い悪性新生物・大腸がん』について書いていきます。
大腸がんの４つの原因
Contents
１．大腸がん
1⃣概要
2⃣原因
（１）動物性食品の過剰摂取
（２）多量の飲酒
（３）遺伝的要因
（４）運動不足
3⃣４つの症状
4⃣治療
１．大腸がん
人間の身体は、およそ60兆個の細胞で出来ています。悪性新生物（悪性腫瘍）であるがんは、正常な細胞の遺伝子に傷がついて出来る異常な細胞の塊です。がんにより亡くなる人は1981年（昭和56年）から、亡くなる率のトップになっています。また年齢階級別を見ると、男女ともおおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高くなっています。がんの部位別にみた亡くなる順位は、胃がん→肺がん→大腸がんが上位を占めています。今日は「大腸がん」についてまとめていきます。
1⃣概要
大腸がんは、大腸である「結腸」「直腸」「肛門」に発生するがんです。日本人では、S状結腸と直腸にできやすいといわれています。
50~70歳代に多く、60歳代にピークがあるといわれています。
2⃣原因
（１）動物性食品の過剰摂取
動物性食品は赤肉（牛、豚、羊）や、加工肉（ハム、ソーセージ、ベーコン）などの過剰摂取が原因であることがあります。
（２）多量の飲酒
- アルコールそのものに発がん性があります。
- アルコール代謝産物のアセトアルデヒドがDNAを損傷します。
- 日本酒にして平均１日２合以上の多量の飲酒をしている人は、がん全体の発生率が1.4~1.6倍になります。
- 多量の飲酒と併用しての喫煙は、大腸がんになりやすいとされています。
（３）遺伝的要因
- 家族性大腸腺腫症：常染色体優性遺伝疾患で、多数の腺腫性ポリープが結腸にでき、がん化していく病気です。
- リンチ症候群：生まれながらに持っている遺伝子の変化によっておこる病気です。
（４）運動不足
仕事や運動などの身体活動が少ないほど、がん全体の発生リスクが高くなるといわれています。
3⃣４つの症状
早期の段階では自覚症状は殆どありません。進行するに従い、消化器症状が出ます。
❶血便：便に血が混ざる
❷下血：腸からの出血により、赤または赤黒い便が出たり、便の表面に血液が付着する
❸便秘・下痢：下痢と便秘を繰り返す
❹その他：便が細い、便が残る感じ、お腹が張る
これら❶~❹の症状のうち、血便・下血に本人や家族も気付かないことがあります。日頃から便の色を観察することや、便秘や下痢などの症状がないか注意することが必要です。
イレウスや腸重積症を合併すると生命の危険に繋がりかねません。高齢者にとって長年の食生活を改善することは根気のいることですが、健康的な身体作りを目指すことが望まれます。
- イレウス、腸重積症とは？
-
イレウスとは、腸管内を物が通過しなくなる状態のこと。腸閉塞ともいいます。排ガスと排便が停止した状態となり、吐き気、嘔吐、腹痛、腹部膨満感などの症状があります。
腸重積症とは、腸の一部が同じ腸の中に入り込んでしまう状態のこと。乳幼児によくみられるが、、成人では大腸がんや悪性リンパ腫などで起こる。
4⃣治療
薬物療法である抗がん剤は、化学物質を用いた治療法で、がん細胞の増殖を抑えるもの、がん細胞の分裂を阻害するものなどがその作用になります。例えば、大腸がんには「フルオロウラシル」や「イリノテカン塩酸塩水和物」などが使用されます。
薬物療法のほかに、手術や放射線療法などがあり、症状によって治療方法が異なります。
他の『直腸』記事はこちらから・・・
【②内部障害】腎臓機能障害、小腸・直腸・膀胱障害、HIVについて vol.160
⭐気になるワードがありましたら、下記の「ワード」若しくは、サイドバー（携帯スマホは最下部）に「サイト内検索」があります。良かったらキーワード検索してみて下さい(^▽^)/
ADL QOL グループホーム ケーススタディ コミュニケーション ノーマライゼーション バリアフリー ブログについて ユニバーサルデザイン 介護の法律や制度 介護サービス 介護予防 介護保険 介護福祉士 介護福祉職 他職種 住環境整備 入浴 入浴の介護 医行為 喀痰吸引 地域包括ケアシステム 多職種 尊厳 感染症 支援 施設 権利擁護 社会保障 福祉住環境 福祉住環境整備 福祉用具 経管栄養 老化 脳性麻痺 自立支援 視覚障害 認知症 誤嚥性肺炎 障害について 障害者 障害者総合支援制度 障害者総合支援法 食事 高齢者
に参加しています。よかったら応援お願いします💛
Twitterのフォローよろしくお願いします🥺
