レスパイトケア
読み方:れすぱいとけあ
レスパイアケアとは、在宅で介護をする家族に、一時的な休息や息抜きを行う支援のこと。家族が生活の一部として長期に渡り介護を継続するためには、家族がこころも身体も健康でなければならないので大切な支援になります。
在宅の介護者の状況をみると、高齢者や高齢者を介護する「老老介護」の世帯は全体の半数を占めており、75歳以上同士も35.7%であり、身体的な負担は重くのしかかります。※厚生労働省「令和4年 国民生活基礎調査委の概要」2022年を引用
1日に占める介護時間は、要介護5では、半数以上が「ほとんど終日」となります。そして、介護者の悩みも、介護以外では「自分自身の病気」について約3割の人が悩んでいます。
介護の負担感は、1つの出来事だけではなく、いくつもかのことが重なり少しずつ蓄積していきます。同じように、認知症も少しずつ進行することから、期間が長くなれば徐々に別の問題や対応に追われます。
そのことから、長期間の介護生活を継続するためには、レスパイトケアが行われることが大切です。レスパイトケアを利用することで介護福祉職との関りも増えます。
介護福祉職から認知症の人の現在の状況を聞き、介護に関する助言を受けることもできるので、在宅介護を継続するうえで役立ちます。