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病識とは?

病識

読み方:びょうしき

病識とは?

病識とは、自分の障害を自覚して、その程度を正しく把握することをいいます。

この病識が低下し、自覚にとぼしい状態がアルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症では高頻度にあらわれます。

そして、病識が低下していると、BPSDが増え、

・服薬管理ができなくなっているのに服薬支援などの介護の受け入れを拒否

・運転が危険なのに運転免許返納を拒絶

・財産管理に支援が必要なのに自分で出来るといってアドバイスを聞き入れない

こういった、介護上の困難をたくさん引き起こします。

本人は病識が低下するほど鬱(うつ)になりにくいのですが、病識が低下するほど家族の介護負担は増えます。

病識の低下度は、MMSE(Mini Mental State Examination:ミニメンタツステートテスト)や、HDS-R(長谷川式認知症スケール)といった認知テストではわかりません。SED-11Q(Symptoms of Early Dementia-11 Questionnaire:認知症初期症状11項目質問票)を本人と家族に同時に記入してもらうと、その認識の違いの差から病識低下の程度が判明します。

たとえば、中等度のアルツハイマー型では、家族介護者が平均9項目チェックしますが、本人は1.5項目しかチェックしません。進行とともに、本人のチェック数は減る傾向があり、介護者によるチェックの差が大きくなります。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。

ブロガー歴3年超(820記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在はリライトしてます)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。
https://kanalog-kaigo.com/で介護についてのあれこれをブログに書いています!
好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
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よろしくお願いします♡

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