急性ストレス反応とは
読み方:きゅうせいすとれすはんのう
日常的なストレスをはるかに超えてこころに強い影響を与えた出来事に遭遇した後、精神症状を発症することがあります。
数日以内に発症して1か月以内に収まるものを急性ストレス反応と呼び、長期に持続するものをPTSD(Post-traumatic stress disorder:心的外傷後ストレス障害)と呼びます。
適応障害とは??
明らかなストレスとなる要因に反応して3か月以内に出現し、他の精神障害が除外された情動的な反応のこと。
適応機制の理解として、欲求が充足されない欲求不満状態が継続すると、不快な緊張状態である心理的な不適応状態が生じやすくなります。それを緩和し、心理的適応である安心や満足などを得るためのこころの働きとして、「適応機制)防衛機制)」があります。勿論それによって真の欲求に対する満足が得られるわけではなく、場合によっては社会的に不適応な行動を引き起こす場合もあります。
欲求が充足されない状態が継続することによって、適応機制による行動を引き起こすことがあります。
そうしなければ心理的に耐えられなかったり、そうせざるを得なかったりする場合もあります。
勿論すべての行動が適応機制で説明できるわけではありませんが、行動の背景にある心理的理解の1つの可能性だと考えることが必要です。
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