キューブラーロス(Kubler-Ross,E.)
読み方:きゅーぶらーろす
キューブラーロス氏(Kubler-Ross,E.)は、病などで死と直面する人とのかかわり方を研究した、「死ぬ瞬間」(1969年)の著者。その著書のなかで「死の受容プロセス」を提唱しました。
その受容プロセスは、
「否認」→「怒り」→「取引」→「抑うつ」→「受容」
の段階があると説明しています。
これは、本人が本人の人生にかかわる重大な出来事や事実を受け入れるまでのプロセスを示したものであり、介護者の心理的サポートに役立つものとして、認知症の介護者の心理として使われています。
このプロセスは受容に至る個人差があることを前提とする必要があります。
あくまでもこころの様子を探ろうとするものではなく、第三者である支援者が介護者と共に歩む姿勢を示すための1つの指標として用いることが必要です。