視覚認知障害(視覚失認)
読み方:しかくにんちしょうがい(しかくしつにん)
視覚認知障害(視覚失認)とは、視覚を通して物体を識別することが困難になる後天的な障害のことをいいます。直接的な眼球などの損傷や視覚障害はなく、視覚の認知機能が障害されます。認知症の中核症状の1つになります。
後頭葉機能の低下はレビー小体型認知症の特徴であり、視覚に関連した症状があらわれます。物体の形の認知が低下すると、見間違いが増えます。
幻視は、レビー小体型認知症の特徴ですが、何もないのに人や動物などが見える真の幻視ではなく、実際に存在するもの、例えば椅子にかかった上着を見て、そこに人が居るなど、人や動物などに見間違える錯視(さくし)が多くあります。