認知症の人への口腔ケア
読み方:にんちしょうのひとへのこうくうけあ
認知症の人の中には、遂行機能障害があるために口腔ケアの手順がわからなくなり、いくつもの判断や注意力を必要とする歯磨きや義歯の手入れを自分ですることが困難な人がいます。そのため、歯や義歯に問題があったり、舌の動きが悪くなっている場合があります。
あるいは、口臭がきつくなり、他者との人間関係を損なう要因になることもあります。
そういった場合は、1つひとつの動作を丁寧に説明することが重要です。
介護者が一緒に歯磨きをしてやり方を見てもらうモデリングをすることで、出来るようになることもあります。
どうしても難しい場合は、介護者が行います。
うがい等で口腔内の残渣物を取り除いてもらうことも大切です。
必要に応じて、歯科医師や歯科衛生士と連携することも必要です。