コーン(Cohn,N)
読み方:こーん
コーン氏(Cohn,N)は、障害者でもあった心理学者で、自らの病気や障害に対する心理的回復過程をもとに障害受容を提唱しました。これは、本人が本人の人生に関わる重大な出来事や事実を受け入れるまでのプロセスを示したものであり、介護者の心理的サポートの役に立つものとして、認知症の介護者の心理として使われています。
中途で身体障害を負った人の障害をどう受け止めるかということを「障害受容」のプロセスとして説明しました。
「ショック」→「回復への期待」→「悲観」→「防衛」→「適応」
という5つの段階が仮定されています。
これは、本人が本人の人生にかかわる重大な出来事や事実を受け入れるまでのプロセスを示したものであり、介護者の心理的サポートに役立つものとして、認知症の介護者の心理として使われています。
このプロセスは受容に至る個人差があることを前提とする必要があります。
あくまでもこころの様子を探ろうとするものではなく、第三者である支援者が介護者と共に歩む姿勢を示すための1つの指標として用いることが必要です。