良性健忘(加齢による健忘)
読み方:りょうせいけんぼう(かれいによるけんぼう)
良性健忘とは、加齢による健忘のことをいい、記憶障害の1つです。どんな症状かというと、「もの忘れ」が頻繁に起きます。認知症との大きな違いは、 出来事の部分(食事はしたけれど何を食べた)を忘れます。そして、認知症は出来事の全体(食べたこと自体)を忘れます。
加齢による健忘とは、
■出来事(エピソード)
- 部分を忘れる(おかずの種類を忘れる)
- 大切でないことを忘れる
- その日のエピソードを振り返ることができる
■ニュース(報道)
- 大きな事件やイベントなどの具体的な概要を覚えている
■思い出すこと(再生)
- とっさに思い出せなくても、記憶は残っており、後で思い出せる
■再認(直接の手掛かりによって思い出すこと)
- 再認できる(伝言の伝え忘れを指摘されたとたんに思い出す、買ったものを見たとたんに買ったことを思い出す、など)
■健忘の自覚
- 自覚している