認知症の有病率
読み方:にんちしょうのゆびょうりつ
認知症の有病率は、若年性認知症の調査から、年齢が5歳上がるごとにほぼ倍増することわかっています(90歳以上では倍にまで増えません)。※有病率とは、その年代の人の中で何%の人に、その病気があるのかをあらわす比率のこと。
このことから、加齢こそが認知症の最大リスクの要因だということが分かります。
95歳以上では有病率が80%という数字になっており、「日本人は長生きできるようになったが、95歳以上まで長生きをしていると大部分の人が認知症になる」ということを示しています。
ちなみに、日本人の高齢者は、亡くなるまでに約50%が認知症になるといわれます。
男女の比較をすると、男性よりも女性の方が有病率が高くなっています。
認知症の人の数は、2020年(令和2年)には600万人を超え、今後も増え続け、2025年(令和7年)には、約700万人に達すると予測されています。