聞き書き
読み方:ききかき
聞き書きとは、地域の暮らしを研究する民俗学の方法として実践されてきましたが、最近は学問の枠を超えて、福祉や地域づくりの現場など広い分野で活用されています。また、医療・看護の現場では、終末期を迎えた患者へのターミナルケアとして取り入れているところもあります。
その人がどんな人生を歩んできたのか、どんな経験をしてきたのかを直接本人に語ってもらい、それを書き留め、冊子等の形にするのが聞き書きです。
聞き書きにより、その人の人生が立体的に浮かび上がってくると理解が深まると共に、その人への敬意や愛情が生まれてきます。