マルチモーダルケア
読み方:まるちもーだるけあ
介護を受けている人に対して「あなたは私にとって大切な存在です」と伝えるための技法として、ユマニチュードの4つの柱【見る】【話す】【触れる】【立つ】がありますが、1つを行うだけではうまくいかず、この柱を同時に複数組み合わせて行うことを「マルチモーダルケア」と呼びます。
マルチモーダルケアの意味は「マルチ(複数の)モーダル(要素)を使ったケア」です。
誰かとコミュニケーションを行うとき、人は誰もが自分でも気付かないうちに「言葉による」又は「言葉によらない」メッセージを相手に伝えています。
とりわけ介護を行うときには「言葉によらない」メッセージが重要な役割を果たしています。
ユマニチュードでは、この「言葉による」「言葉によらない」メッセージを双方向に交し合うコミュニケーションによって、介護する人と介護を受ける人とがより良い関係を気付くことを目的としています。
ユマニチュードとは「人間らしさを取り戻す」という意味を持つフランス語の造語です。