治療可能な認知症
読み方:ちりょうかのうなにんちしょう
脳腫瘍や頭部外傷などの脳の病気だけでなく、心臓や肺、腎臓の内科疾患も認知機能低下を引き起こす原因となることがあります。
ただし、これらの認知症を引き起こす疾患は、早期の適切な治療で認知症の症状は改善するので、治療可能な認知症といわれます。
睡眠薬が原因で認知症の状態になっていたり、うつ病が原因で認知症の状態になっている事例もしばしばありますが、薬の中止やうつ病の治療で、認知症の状態から回復するので、真の意味での認知症ではありません。
治療可能な認知症とは、「6か月以上症状が継続」というICD-10の認知症診断基準にのっとれば、認知症とはいえない疾患となります。
・疾患とは⇒病気のこと