側頭葉
読み方:そくとうよう
側頭葉には聴覚野があり、音声情報が集まり分析されます。ヒトの声の意味理解は、感覚性言語野(ウェルニッケ野:聞いた言葉を理解する)がある左側頭葉が担当します。
側頭葉には過去の体験(エピソード記憶)や、意味記憶が蓄えられ、たくさんの経験や学習が知識として詰まっています。そして、見たものが何かわかる、顔から誰か分かるなどの働きをしています。
脳は全体が1つのシステムとしてはたらくので、それぞれの部位が完全に分業しているわけではありませんが、脳が壊れると、その壊れた部位に特有の症状があらわれることから、その特定部位が特定の機能と密接に関係していることが分かります。
大脳は、前から「前頭葉」「側頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」に分割されます。