神経原繊維変化
読み方:しんけいげんせんいへんか
神経原繊維変化とは、神経細胞の中にタウたんぱくが繊維状に異常蓄積した構造物になります。徐々に大きくなり、いずれ神経細胞が死んでしまうと、細胞の外に取り残されます。特殊な染色をして顕微鏡で見つかる病変です。
この神経原繊維変化はタウたんぱくが神経細胞内に多量に異常蓄積して生じたものだということや、老人斑というβたんぱくというたんぱくが神経細胞の周囲に多量に異常蓄積して生じたものだということが1980年代に明らかにされました。
この2つのたんぱくが蓄積されるとアルツハイマー病が発症します。