(食事)失行に対するケア
読み方:しっこうにたいするけあ
認知症の人の中には、手に運動障害がないにもかかわらず、箸やスプーンなどを使わず、手づかみで食べるといった行為がみられます。これは箸だとわかっていても、箸やスプーンの使い方がわからなくなった状態で「失行」と呼ばれるものです。
介護福祉職が箸やスプーンなどを手に持ってもらうように援助し、食べることを促すことで自身で食べれる人もいますが、箸を使うことを強要せず、
・ご飯はおむすびにする
・手巻き寿司風にする
・主食をパンにする
など、手でつかんでも違和感のない状況を作る発想も重要です。