昼夜逆転
読み方:ちゅうやぎゃくてん
昼夜逆転とは、本来の生活リズムとは逆になる現象のことで、昼間に寝て夜起きている生活習慣のことをいいます。認知症の人の中には、生活リズムを自分で整えることが苦手になり、日中ウトウトと眠る傾眠がみられます。まずは、日中の傾眠を改善することが重要です。
また、眠れないため、睡眠剤を服用することがありますが、認知症の人の場合、服用したことを覚えていません。
そのため、睡眠剤の影響で足元がふらついても歩こうとし、転倒の要因になることもあります。睡眠剤の服用の前にできるケアを行うことが重要です。
眠れないときには、無理に寝てもらおうとせず、一緒にお茶を飲む、会話をするなど、リラックスるするようにしたり、夜、お風呂に入り身体を温めることで眠気をもよおすのも有効です。
足浴や手浴でも一定の効果があります。
日中何もすることがなく起きておくのは難しい、退屈だったりする場合は、アクティビティや散歩などを取り入れ、活動的に過ごす時間を作ることも有効です。
しっかり身体を動かして、動いたら水分や食事をしっかり取ることを目指します。
起床時にカーテンを一緒に開け、朝日を浴びることも生活リズムをつくるうえで有効です。