脊髄損傷の入浴支援について
読み方:せきずいそんしょうのにゅうよくしえん
上肢が使える場合には、環境を整えることで1人での入浴も可能です。しかしC6(下記の図)以上の脊髄損傷では、座位保持や移動、身体を洗うことが困難となり、介助が必要となります。青年期から高齢期にかけての男性が多い中途障害であることから、体格が大きく、介護福祉職1人での入浴介助には限界があることも考えられます。
そこで、ベットから浴室までの移動方法の工夫や浴室内の環境整備が必要となります。入浴用のリフトシャワーチェアーの導入など、利用者・介助者共に安全に配慮した入浴環境が求められ、羞恥心への配慮も必要です。
脊髄損傷のレベルによって、支援内容が異なり、C6以上のレベルでは、浴室用リフトなどの福祉機器の利用や支援を導入するための環境整備や住宅改修が必要となります。
障害の程度により、受けられるサービスも異なります。市区小村によって独自の介護サービスを提供している場合もあるので、事前に調べておくとよいでしょう。
また、訪問介護サービスは、障害福祉サービスでは居宅介護(ホームヘルプサービス)として利用可能であり、同性介護で行われます。