トイレの場所・見当識障害に対するケア
読み方:といれのばしょ・けんとうしきしょうがいにたいするけあ
尿意・便意を感じる認知症の人でも、トイレの場所がわからない、見つけられないといった見当識障害によって失禁することが多々あります。
そういった場合、下記のような工夫をすることが有効です。
- 見当識障害への工夫
- ・トイレ表示の文字を大きく
・視界に入りやすい場所にトイレの表示
・部屋からトイレまで離れている場合、道順を表示
・夜間:トイレを明るくし、目立つように
・場所を聞かれた時などは、昔のトイレの表現を用いる(便所=べんじょ、厠=かわや、雪隠=せっちん、手水場=ちょうずば、憚=はばかり)
昔のトイレの表現を使用するのは、記憶に強く残っていることがあり、認識しやすい人がいるためです。