尿意・便意を感じない人へのケアの方法
読み方:にょうい・べんいをかんじないひとへのけあのほうほう
尿意・便意を感じないとトイレに移動するという判断は出来ません。したがって、トイレに行こうとしないために失禁してしまいます。こうした状況が続くと、排泄に伴う一連の活動(トイレまで歩く、便器から立ち上がるなど)をしなくなることから廃用症候群を引き起こすことに繋がります。
尿意・便意を感じない場合、例えば、食事の前や後、入浴の前など生活場面の節目でトイレへ誘導することを習慣化します。
それでも、失禁が続く場合、衣類を汚す確率を少なくすることを目的に、尿量等に応じたパッドを選び、2~3時間ごとにトイレへ誘導してみます。
失禁するからといっておむつやパッド交換のみで済ませると、全く尿意・便意を感じなくなることもあるので注意が必要です。