咀嚼と食塊形成の障害
読み方:そしゃくとしょっかいけいせいのしょうがい
食事は、口に食べ物を運んでから、咀嚼、食塊形成と進んでいきます。認知症の人は、義歯(入れ歯)がきちんと調整できていないことが多くみられ、そのため「咀嚼」が十分にできず、いつまでも嚙み続け「食塊形成」へ進まない人もいます。
あるいは、食事途中で義歯を外し、机やお膳の上に置く人もいます。
認知症の人は、感覚を言葉で説明することが難しいこともあるため、介護福祉職は歯科医師と連携して義歯の調整を行う必要があります。
「咀嚼」や「舌の動き・唾液の分泌」が十分でないと舌苔(ぜったい)が付着し更なる口腔トラブルを引き起こす原因になります。
口腔ケアなど介護福祉職が適宜サポートし、口腔内のトラブルを予防する視点も重要です。