認知症の人のアセスメント・3つのステップ
読み方:にんちしょうのひとのあせすめんと・3つのすてっぷ
認知用の人への健康状況のアセスメント方法として、3つのステップがあります。
- ステップ1:話を聞く
- 症状を訴えたら、必要な情報をもれなくアセスメントします。静かな場所で、アイコンタクトをとりながら低音でゆっくりと話を聞きます。
- ステップ2:いつもの様子との違いを比較する
- ❶いつもと状態が違う:何かを訴えているようだが何かはわからない、いつもと違う表情(不快な表情、苦痛、顔色、皮膚の状態)、行動やBPSDの悪化などの場合は、身体疾患の可能性がある。
- ❷バイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数、体温)、表情・動作・行動のパターンの変化を把握する。体温が高ければ感染症、呼吸状態が悪ければ呼吸不全や肺炎などの疑いがある。
- ❸薬剤の副作用:多剤投与、過剰投与による副作用などの影響、とくに新規処方の薬剤の副作用がないか、看護師。薬剤師などに相談する。
- ステップ3:やさしく触れて反応を見る
- 正確に痛みの部位や程度を訴えられない場合もあるため、訴えを過小評価せず、「どこが痛みますか?」など、優しく声を掛けながら触れ、触れた時の表情を観察し、苦痛の表情などがあれば痛みなどがある可能性があります。
以上を踏まえて、総合的に認知症の人の健康状況をアセスメントします。