リロケーションダメージ
読み方:りろけーしょんだめーじ
住み替えによるダメージのことを「リロケーションダメージ」といいます。環境が変わることがストレスとなり、不安感や焦燥感が行動障害に影響する場合もあります。
住み慣れた所から 見知らぬ場所への引っ越しや入院・施設入居によって 、環境が変わったことでの不安やストレスから 心身の状態が悪化してしまうことがあります。どの年代の人でも起こりますが 高齢者や認知症の方は 特に強くダメージが出てしまうことが多くなります。
新しい環境になると今までとは勝手が違うため、自分の場所を見つけにくくそれがストレスになることがあります。
そのため、
- 自分だけのくつろげる場所
- 落ち着ける空間
- テリトリー
を作ることが大切になります。
例えば、自宅であれば自分の部屋、病院や介護施設であれば個室など(個室が無い場合もありますが)を作ることによって自分の場所で落ち着いて過ごすこともができます。
共有スペースのみでしか生活ができないと心が休まる時間がなく、余計に精神的なストレスが増えてしまいますので注意が必要です。
しかし、適度なコミュニケーションも必要なので、個室に閉じこもってばかりなのもよくありません。自分の居場所、スペースがあることでリロケーションダメージを軽減することができるので環境を整えることが大切になります。