介護保険領域のリハビリテーション
読み方:かいごほけんりょういきのりはびりてーしょん
介護保険領域のリハビリテーションとは、施設系サービスや通所系サービス、訪問系サービスの多くで取り組まれているリハビリテーションのことで、その目的は、活動と参加に焦点を当てた生活期リハビリテーションプログラムになります。
例えば、歩くことが出来ても、歩く目的がないと歩かなくなり、やがて歩けなくなっていきます。持っている能力を十分に活用し、生活範囲を広げて目的を持った活動を行うことが機能の低下の予防に繋がります。
このことは、ベッドから起き上がることが難しい重度の障害のある人であっても、さまざまな情報ツールなどを活用し、他の人たちと触れ合い、生きがいを持った価値のある生活を営むことで精神的な自立に繋げることが出来ます。
ちなみに、介護保険法第4条第1項では、「要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする」とあり、リハビリテーションの重要性が示されています。