アルツハイマー型認知症の進行過程
読み方:あるつはいまーがたにんちしょうのしんこうかてい
アルツハイマー型認知症の進行過程は、生まれてから思春期に向かってゆっくり高次脳機能の領域である連合野が発達する過程を逆行します。隋消化が遅かった連合野から障害されるので、遂行・思考・判断などの人間で発達した高次脳機能から先に障害されます。
そして、あとから一次領野も障害されるようになり、最後は赤ちゃんの認知機能・身体機能の状態に近づきます。
よって、終末期が近づくと運動麻痺やパーキンソニズムやてんかんといった認知機能低下以外の症状もあらわれます。これらは廃用で二次的に生じるのではなく、アルツハイマー型認知症の脳病変が直接引き起こします。