間欠導尿とは
読み方:かんけつどうにょう
脊髄損傷の人は、腹筋軍も麻痺しているため、腹圧をかけて排泄することも困難となり、カテーテルを挿入して排尿したり、定期的に座薬などによる排便を促して、排泄のコントロールを行います。
排尿・排便をコントロールする部位は、仙髄(S2~S4)にあたるため、脊髄損傷者の多くが排泄機能に障害があると考えられます。利用者は急性期や回復期のリハビリテーションにおいて、排泄コントロールの方法を学習しています。
排尿方法には、下腹部に腹圧をかける腹圧排尿、間欠導尿、尿道から膀胱内にカテーテルを入れた膀胱留置カテーテル、下腹部に孔をあけてカテーテルを直接膀胱に入れた膀胱瘻などがあります。介護福祉職は、その手順や方法を利用者や他職種と共有し、必要に応じて支援を行います。
間欠導尿とは、本人または介助者がカテーテルを挿入し、膀胱内にたまった尿を排出する方法。
麻痺のために十分な腹圧が欠けられないため、排便コントロールも必要となります。排便を促すために、下剤や座薬、敵便、浣腸などの手段が用いられます。また介護福祉職が腹部のマッサージや腹圧をかけることもあります。