BPSDの暴言・暴力
読み方:びーぴーえすでぃーのぼうげん・ぼうりょく
前頭前野に脳病変がある場合、感情のコントロールが難しくなり、暴言や暴力といった症状があらわれます。多くの場合、症状があらわれる「きっかけ」があります。その「きっかけ」は認知症の人ではなく、周囲(人的環境)に原因があることが多くみられます。アセスメントし、原因を除去することが大切です。
また、すでに症状があらわれている場合、まずは介護者が冷静になることが大切です。
介護者が感情的になり、認知症の人を叱責する、抑制するような言動をとるとさらに状況は悪化します。
かなり緊迫した状況では、まず、介護者や周りの人に危険が及ばないよう避難等を行い、治まるまで見守ります。
しかし、これは緊急的な対処法なので、症状があらわれた「きっかけ」と探り除去することが大切です。