アミロイドPET
読み方:あみろいどぺっと
アミロイドPETとは、アルツハイマー型認知症の病変である脳のβたんぱく沈着部位を発症の10年以上前から検出することができます。βたんぱくが重合したアミロイド繊維に結合する物質に放射性同位元素を付けて注射し、脳にどの程度取り込まれるのかを、放射線の量から画像化する装置で老人斑アミロイドが見つかります。
アルツハイマー型認知症は、脳で多量蓄積するたんぱく質をこのアミロイドPETという特殊な脳画像検査で見える化する方法が開発されているので、発症する10年前に異常蓄積を見つけることが出来ます(保険適用の検査ではありません)。
今後アルツハイマー型認知症の根本的治療薬が開発されれば、この検査で発症の10年前に異常蓄積を見つけて治療を開始することが出来ます。現在、アルツハイマー型認知症の発症を防げることができること目指して、研究が進行しています。