スティグマ
読み方:すてぃぐま
スティグマとは「汚名の烙印を押されるという意味があり、心身の障害や貧困による社会的な不利益や差別、屈辱感や劣等感」のことをいいます。
なぜ差別や偏見が生まれるのかというと、全ての人は、誰もが偏見に影響されうるという事実を認識しなければなりません。
人間関係の中で好き嫌いはありますし、苦手な人も存在することは否定できません。
さらに固定観念から異質なものを拒否することは誰にでもあります。
例えば、認知症についても正しい知識がなければ異質な存在としてとらえてしまうのです。その典型が「徘徊(はいかい」)という言葉になります。介護の知識があれば「徘徊」はただ歩きまわるものではなく、本人は目的を持って行ってる行動だということを知っていますが、ほとんどの人はその事を知らず、徘徊しているという言葉だけで差別をしていることもあります。
では、どのように「偏見と差別」に向き合うべきなのでしょうか??
❶考えたり話したりする能力を持つ人間はみんな、偏見を持つことがあり得る
❷偏見を排除していくためには、意識的な努力と自覚が求められる
❸十分な動機付けがあれば、偏見を取り除くことは可能である
このようなことを介護者が自覚することです。