プライバシーの保護
読み方:ぷらいばしーのほご
プライバシーの保護とは、職務上知り得た個人の情報を守ること。
介護福祉士は、利用者の生活や人生そのものにかかわる専門職として、利用者本人やその家族等に関する個人情報を得る立場にあります。これらの情報は、不要に第三者へ漏らしてはなりません。
社会福祉士及び介護福祉士法第46条の秘密保持義務や、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)においても、個人の情報を守ることが求められています。
また、近年はインターネットやSNSなどの普及により、簡易に名前や写真など、個人を特定できる情報のやり取りができるので、介護福祉士は高い倫理観をもち、生命や財産と同様に、扱う個人情報もしっかりと保護する責任があります。
- 倫理基準(行動規範)
(プライバシーの保護) - 1.介護福祉士は、利用者が自らのプライバシー権を自覚するように働きかけます。
2.介護福祉士は、利用者の個人情報を収集または利用する場合、その都度利用者の同意を得ます。
3.介護福祉士は、利用者のプライバシーの権利を擁護し、業務上知りえた個人情報について業務中か否かを問わず、秘密を保持します。またその責務は生涯にわたって継続します。
4.介護福祉士は、記録の保管と廃棄について、利用者の秘密が漏れないように慎重に管理・対応します。