生命・身体に関する自己決定権
読み方:せいめい・しんたいにかんするじこけっていけん
利用者の生命・身体に関する自己決定権とは、自己の健康に関する自己責任と同時に、健康に関する自己の権利を指します。
身近な例としては・・・
体調が悪いときに病院やクリニックなどの医療機関を受診するという患者になる権利、受診しないという患者にならない権利、を自分で決める権利のことです。
また、超高齢社会の今日においてクローズアップされているように、自己の生命に救急を要する状態が生じたとき、
・延命処置を希望するのか
・自然の流れにまかせることを希望するのか
など、人生の最終段階における自己決定権の具現化なども含まれます。
この権利は最近では「終活」と称されて社会現象になっています。
具体的には、
・自分の最期にあたりどのような葬儀を執り行って欲しいのか
・どの葬祭場で、どんな形で、どの衣服を身に付けて、どのタイプの棺に納棺してほしいのか
など、の内容を生前にみずから決めておくことです。