介護の倫理
読み方:かいごのりんり
介護の倫理とは、常に介護福祉士(職)が利用者や社会の人々の生命を大切に思い、互いに幸せを目指す実践を行う視点、理想を目指す視点のこと。
法律が「社会の秩序を守るための基準を定める」のに対し、生命倫理・介護倫理の考え方や倫理綱領は「実践する際の理想的レベル」を示しています。
このように、医の倫理や看の看護の倫理をはじめ、ほとんど世界中の職業倫理(倫理綱領)は、「生命倫理」を土台としており、従って介護福祉士の職業倫理も生命倫理が基本とされているといえます。
とくに、介護現場で介護福祉士に要求される実践は「倫理的」であることが何よりも大切とされます。言い換えれば「額履修した知識や技術を用いて、利用者や家族等が満足する介護サービスを常に提供することが求めれられている」といえるかもしれません。
介護の専門的知識や技術を習得しただけでは利用者や家族を満足させることは難しいということでもあり、「介護の倫理」や「職業倫理」、具体的には「倫理綱領」などを十分に理解することが大切で、専門技術や知識を倫理的配慮のもとに実践することが、介護福祉士の専門性を示すことにつながります。