ホメオスタシスとは
読み方:ほめおすたしす
ホメオスタシスとは・・・
生命を維持するために、生物の持つ恒常性が重要な役割を果たしています。この恒常性のことをホメオスタシスといいます。ホメオスタシスとは、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず、生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態のことを言います。
※例えば…体温などが変化した時に、それを元に戻そうとする作用(負のフィードバック)が働き、正常範囲に戻そうすることです。
身体は環境が変化しても、一定の状態を保つ生態的機能が働いています。これをホメオスタシスといいます。
これが破綻すると・・・病気が発生します。
破綻する原因はさまざまであり、遺伝子的な因子のほか、生命の維持に欠かせない酸素、水、食のいずれかの環境因子が欠乏する場合(窒息、栄養失調など)、生命の活動を阻害する外力が加わった場合(外傷など)、好ましくない生活習慣にさらされた場合(がん、代謝障害など)、人間関係の複雑化による精神的な環境が破綻する場合(うつ病など)があります。
これらの要因が複合的に関わってさまざまな病気を発症します。