老年症候群
読み方:ろうねんしょうこうぐん
老年症候群とは、加齢に伴ってあらわれる症状や徴候の総称です。
この老年症候群は、医師の診察や介護、看護を必要とするものです。
代表的な症状や徴候としては、
・動機や息切れ
・めまい
・しびれ
・尿失禁
・転倒
・不眠
・食欲不振
・ADL(日常生活動作)の障害
・閉じこもり
・うつ
・認知機能の低下(軽度の認知症)
などがあり、生理的老化によるものと病的老化によるものなど50項目以上あります。
このような老化に伴う身体の不調は、日常的な生活活動にをさまたげて、社会的な参加の機会を少なくしてきます。
結果として、心身機能を低下させて、その人の社会的な活動や参加の意欲や機会を失わせてしまいます。
介護予防は、このような加齢に伴う心身の変化から、活動や参加の機会を守り、要介護状態にならないように、健康であり続けるようにしていく事を目的に行われています。