エンパワメント
読み方:えんぱわめんと
エンパワメントとは、同じ環境にある人々の中で、社会や組織などの中で差別を受けていたり、本来持っているべき権利や能力などを何らかの形で奪われていたりする人、いわゆる『抑圧されている人々』が実践者などの支援を得ながら、その権利や能力を取り戻し、抑圧から解放されるプロセスであり結果のこと。
エンパワメントとは、「人が自身の生活に関する出来事や制度に参加し、統制力を分かち合い、影響を及ぼせるよう、強化していく過程である」と定義されています。
介護福祉職が利用者の潜在能力を信じ、利用者と介護福祉職とのパートナーシップにより利用者の力が引き出され、自己の意思を表出することができるかが重要になります。
つまり、介護福祉職のかかわり方が、利用者本位に行われているか、利用者を支援者に従属させる方法ではなく、利用者みずから困難を解決していくパワーを発揮する方向に向かっているかが問われることになります。