ノーマライゼーションの理念
読み方:のーまらいぜーしょんのりねん
ノーマライゼーションの理念とは、障害のある、なしにかかわらず、全ての市民が対等・平等にあたりまえで健全な生活をする権利が保障される社会がノーマルであるという考え方です。この理念は、世界の福祉の主たる理念となり、障害者の人権擁護の重要思想として注目され、広く周知、浸透しています。
- 社会福祉法第3条(福祉サービスの基本的理念)
- 「福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成され、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことが出来るように」・・・
→この表現は、児童の健全育成や、障害者等のノーマライゼーションが念頭におかれています。
ノーマライゼーションの理念は、全ての障害者に通常の、すなわち他の市民と同じ生活条件・生活様式を提供していくことを目標とする理念とされています。
つまり、「ノーマライゼーションの理念が目指すのは、その能力の程度や障害の種別に関わらず、すべての障害者が平等に1人ひとりの独自の人格を持つ生活主体者として尊重され、人間としての可能性を追求し、自己実現を図り得る場を提供され、人間としての尊厳を維持しうるだけの生活を保障されること」を目標としています。