評価的理解(または判断的理解)
読み方:ひょうかてきりかい
人は他者を理解する際に、自分の中にある物差しを使い理解し判断します。これを評価的理解または判断的理解といいます。
例えば、認知症の人の言動について「良し悪し」で評価したり、「問題行動」など行動の理由を決めつけたりします。
一方、認知症の人の立場に立って理解することを共感的理解といいます。
介護福祉職は対人援助の専門職として、認知症の人の立場に立って理解することや、認知症の人の言動を受容するよう努める必要があります。
認知症の人の言動には、一見すると異常とも思える行動や介護者には理解できない言動があります。しかし、これら認知症の人の言動には、多くの場合意味があります。
従って、見えている、聞こえている情報だけが情報ではなく、その背景にひそむ要因も情報として推測することで認知症の人への支援が成り立ちます。