互助
読み方:ごじょ
互助とは、お互いに助け合うことをいいます。当事者団体による取り組みや、高齢者によるボランティア・生きがい就労、ボランティア活動や住民組織活動などで、家族や友人、近所の人の助けなども互助になります。
例えば、配偶者を亡くした高齢の男性がいたとします。
この人は、今まで食事の準備や家事などの全てを、亡くなった配偶者にやってもらっていました。
その配偶者が亡くなったことにより、この人は家の中の家事ばかりでなく、今夜の食事の準備をすることも出来ません。しばらくは外食をしていても、経済的に厳しくなってきますので、自ら金銭の管理をし、自ら買い物に行き、調理をして、日々を過ごしていく事になります。このように、自ら頑張って調理などの家事を行うようになった場合、これは「自助」となります。
ただし、この時、どこに買い物に行けばよいのか、どのように調理したらよいのか、どのようにしたら美味しく作れるのかなど、考えも及ばず、家族や友人、近所の人たちの助けがあると、徐々に自分で出来るようになってきます。この時の家族や友人、近所の人の助けを「互助」といいます。
家族や友人ばかりでなく、身近な地域に「互助」としての支援者がいることも大切になります。「互助」としての支援者も、全てをやってあげるのではなく、本人の意欲と参加を高める支援が大切になります。