パーソンセンタードモデル
読み方:ぱーそんせんたーどもでる
パーソンセンタードケアを提唱したイギリスのキッドウッド氏(Kitwood,T.)は、認知症の人の行動や症状は、5つの要素「脳の障害」「身体の健康状態」「性格傾向」「生活歴」「社会心理」からなると考え、パーソンセンタードモデルを示しました。
❶脳の障害:認知機能障害(記憶障害、理解・判断力障害・実行機能障害・失語・失認・視空間障害など)
❷身体の健康状態:視力・聴力・痛み・苦痛・かゆみ・排泄障害・便秘・脱水・栄養障害、感染症など
❸性格傾向:家族構成、元気に生活していたころの職業、暮らしていた地域、好きなこと、得意なこと、嫌いなこと、苦手なこと、過去に嬉しかった経験、誇りに思っている経験
❹生活歴:家族構成、輝いていたころの職業、地域、好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、過去の経験、誇りに思っていること
❺社会心理:「人間関係」⇒ケアしている人との人間関係、一緒に生活している人、家族、親戚。「物理的環境」⇒生活の場所で不快な部分